『ドゥランダル作戦』感想


 

途中10分休憩はあるが上映時間206分で見る前にある種の覚悟がいるインドのスパイ・アクション映画『ドゥランダル作戦』。観てみたら最近よくあるインドの主人公無双アクション映画ではなく、インドからパキスタンに乗り込んだ潜入捜査アクション映画で、しかもIC814便ハイジャック事件、インド国会議事堂襲撃、ムンバイ同時多発テロといった現代インドの実際の事件に根ざしたアクション映画で非常に楽しめた!!
 
上映時間はインターミッションを挟みながら206分もあるが、冒頭からハイジャック事件で始まり、そこから国会議事堂襲撃事件、主人公のインドからパキスタンに乗り込みからの飲食店への居候、そしてパーティーでの惨劇、と開始から次々と事件や惨劇が巻き起こる。そこからマフィアと武器商人、政治家がガッツリ絡みに展開に潜入捜査、アクション、カーチェイス、ラブロマンス、政治闘争、裏切りなど何でもござれな展開で、飽きる暇がない。
 
強いて言うならハムザと議員の娘ヤリーヤとのラブロマンスが落ち着く時間帯だけど、ハムザの立ち位置で「ロミオとジュリエット」的にもなり、政治ドラマなどに絡んでくる。それと、ハムザが入り込むレフマーン周辺の出来事も事件やトラブルが絶えないだけでなく、レフマーン自身も武器製造・販売の闇商売に関わり、そこから財政界隈や実在の事件と繋がるので社会派クライム・サスペンスとしても楽しめる。
 
結婚パーティーのシーンで歌やダンスのシーンがあるし、スパイ・アクションとしては『007』というよりは『インファナル・アフェア』に近く、インドとパキスタンの2カ国で数年単位で行われる巨大な作戦は見事にエンタメ映画に昇華している!インド映画好きならもちろん、普段インド映画を見ない方でも現代のインド・パキスタンを舞台にしているからいくらか見易く、楽しめる。

《作品データ》
IC814便ハイジャック事件、インド国会議事堂襲撃、ムンバイ同時多発テロなど、インドで実際に起こった事件や実在した人物をベースにして作られたスパイ・アクション映画!ハイジャック事件や国会議事堂の事件などに悩まされたインド政府は極秘裏に「ドゥランダル作戦」を始動。インド情報局長のアジャイ・サニヤルはこの作戦に青年ハムザ・アリ・マザーリを抜擢し、ハムザは単身でパキスタンの首都カラチのリヤリ地区に乗り込む。主人公ハムザ役をランビール・シンが演じ、他アクシャイ・カンナー、サンジャイ・ダット、アルジュン・ラームパール、R・マーダバン、サーラー・アルジュン、ラーケーシュ・ベーディーが出演。
 
 
・7月10日(金)より新宿ピカデリー他全国ロードショー【R15+】
・配給:ツイン
・上映時間:206分
 
【スタッフ】
監督・脚本:アディティヤ・ダール
【キャスト】
アクシャイ・カンナー、サンジャイ・ダット、アルジュン・ラームパール、R・マーダバン、サーラー・アルジュン、ラーケーシュ・ベーディー
 
原題:Dhurandhar/製作国:インド/製作年:2025年
・公式HP:https://dhurandhar.jp/
 

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